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    3 圏域の産業

    本圏域の就業者の総数は、2020年(令和2年)の国勢調査によると約21.4万人となっており、県内就業者数の約41.4%を占めています。産業別の構成比をみると、第一次産業が3.3%、第二次産業が33.3%、第三次産業が63.4%となっており、全国的な水準より、第二次産業比率が非常に高いといえます。(同年の全国比率23.0%)

    産業別就業者数と割合(単位:人、%)
     第1次産業第2次産業第3次産業
    就業者数割合就業者数割合就業者数割合
    高岡市1,6612.026,76932.853,17365.2
    射水市9832.114,09430.830,67067.0
    氷見市8914.27,20233.813,22062.0
    砺波市1,1054.48,81834.915,36560.8
    小矢部市6854.65,09634.39,07761.1
    南砺市1,6756.69,32236.814,33456.6
    とやま呉西圏域7,000

    3.3

    71,30133.3135,83963.4
    出典:令和2年国勢調査

    (1)工業

    本圏域はアルミ、鉄鋼等の金属・非鉄金属製品を中心に、一般機械、電子部品、繊維、化学、電気機械等、ものづくり産業が集積しているほか、銅器、鋳物、木工などの伝統工芸産業も盛んであることから、県内の工業拠点としての役割を担っているといえます。

    圏域全体の製造品出荷額は、2023年(令和5年)時点では約1.65兆円となっており、県全体の製造品出荷額の約40.0%を占めています。同年の製造業事業所数は1,501事業所となっており、2019年(令和元年)と比較すると144事業所の増加となっています。また、製造業従業者数については、2019年時点の51,362人から2,161人減少し、2023年時点では49,201人となっています。

    製造品出荷額は、2021年(令和3年)から2023年(令和5年)にかけて、圏域では19.2%の増加となっています。また、製造業事業所数及び製造業従業者数は、2022年(令和4年)までは減少し、以降は横ばいで推移しています。

    グラフ:製造品出荷額等

    グラフ:製造品出荷額等

    出典:工業統計調査、経済構造実態調査
    グラフ:圏域の製造業事業所数と従業者数

    グラフ:圏域の製造業事業所数と従業者数

    出典:工業統計調査、経済構造実態調査

    (2)農業・漁業

    本圏域では、砺波平野を中心に広がる穀倉地帯が、良質な米の産地となっているほか、干柿、里芋、利賀そば、赤かぶ、ハトムギなどの特産品も数多く生産されています。また日本一の球根出荷量を誇るチューリップも有名で、春のチューリップフェアには全国から多くの人が訪れています。

    直近5年間における本圏域の農業産出額では、2019年(令和元年)の293億円から、コロナ禍により2021年(令和3年)には243億円まで減少しましたが、その後2023年(令和5年)の260億円まで回復傾向となっており、県全体の44.5%を占めています。

     グラフ:農業産出額

    グラフ:農業算出額

    出典:農林水産省「市町村別農業産出額」

    圏域全体の農家戸数は2020年(令和2年)で7,717戸となっており、県の約44.6%を占めています。経営耕地面積は24,244ha、農家一戸あたりの平均経営面積は3.14haとなっています。

    農業の担い手については全国的に減少傾向にあり、本圏域も同様、農家戸数は2000年(平成12年)の22,355戸から2020年には14,638戸の減となっています。

     グラフ:総農家数(戸数)

    グラフ:総農家数(戸数)

    出典:農林業センサス

    本圏域は、北部が「天然のいけす」と言われる富山湾に面しており、定置網が張り巡らされる良好な漁場となっています。富山湾は非常に海底が深く、複雑で起伏に富んだ海底地形や、対馬暖流と日本海固有冷水が混交し、好漁場を形成しています。

    湾岸には氷見漁港や新湊漁港があり、四季を通じ、初夏は「マグロ」、冬は「寒ブリ」、さらには「ベニズワイガニ」、「アマエビ」、「シロエビ」、「氷見鰯」、「ゲンゲ」など、豊富な海の幸を堪能することができます。

    寒ブリ

    寒ブリ

    寒ブリ

    ベニズワイガニ

    ベニズワイガニ

    ベニズワイガニ

    漁業経営体及び漁業就業者(※高岡市・射水市・氷見市のみ)については、毎年減少しており、個人経営体は経営主の高齢化等による休廃業や後継者不足が課題となっています。

    グラフ:圏域の漁業経営体及び就業者数

    グラフ:呉西圏域の漁業経営体及び就業者数

    出典:漁業センサス

    (3)観光

    本圏域の北部では、富山湾の氷見海岸から雨晴海岸にかけて、湾越しに3,000m級の立山連峰を間近に望むことができ、その景観は世界的にも珍しい大パノラマとなっています。

    南部では、砺波平野の水田地帯の中に屋敷林に囲まれた切妻屋根の農家が点在する「散居村」の美しい田園風景を見ることができます。世界遺産として登録されている五箇山地区では、冬の豪雪に耐えるため、屈強な構造を持った合掌造り家屋を見ることができます。

    高岡大仏

    高岡大仏

    高岡大仏(高岡市)

    海王丸パーク

    海王丸パーク

    海王丸パーク(射水市)

    ひみ番屋街

    ひみ番屋街

    ひみ番屋街(氷見市)

    砺波チューリップ公園

    砺波チューリップ公園

    砺波チューリップ公園(砺波市)

    クロスランドおやべ

    クロスランドおやべ

    クロスランドおやべ(小矢部市)

    世界文化遺産五箇山合掌造り集落

    世界文化遺産五箇山合掌造り集落

    世界文化遺産五箇山合掌造り集落(南砺市)

    また、海から山にかけての多彩な自然環境を備えるとともに伝統産業や文化財、祭礼行事、イベントなどの資源が豊富にあり、これらを核とした観光施設も整備されており、圏域の観光推進に活用されています。

     

    表:観光資源

    表:観光資源

    直近5年間における圏域全体の入込数では、2019年の1,600万人から、コロナ禍により2020年には1,000万人を割り込むまで減少しましたが、その後2023年(令和5年)時点ではコロナ禍前の9割の1,470万人まで回復しており、県全体の入込数の53.2%を占めています。

    グラフ:呉西圏域の観光客入込数

    グラフ:呉西圏域の観光客入込数

    (3)主な大型商業施設

    表:主な大型商業施設

    表:主な大型商業施設

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